【ニキビ・ベタつきに悩んだ私が5年実践】グリセリンフリーとは?始め方と化粧品の見分け方

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「スキンケアをすると、なぜか顔がベタつく」
「保湿しているはずなのに、皮脂やニキビが気になる」
「グリセリンフリーって聞くけど、そもそも何?」

そんな悩みから、グリセリンフリーに興味を持った方も多いのではないでしょうか。

わたし自身、小学校5年生の頃から急にニキビができるようになり、それ以来ずーーーっと自分の肌に悩んできました。

「ちゃんとスキンケアをすれば、肌はきれいになるはず」と思い、デパートに駆け込んでたっかい化粧水や美容液を試したこともあります。

それでも思うように肌は整わず、むしろ肌の表面だけがつるつると張ったような、いわゆる「ビニール肌」のような状態になってしまったこともありました。。。

そんなわたしが、2021年頃に知ったのがグリセリンフリーです。

きっかけは、化粧品の成分について発信している、かずのすけさんを知ったことでした。

それまでのわたしは、「肌をきれいにするには、もっといい化粧品を使う」「もっとしっかり保湿する」ということばかり考えていました。

でも、化粧品をブランドや価格ではなく、入っているものが自分に合わない可能性を初めて知り、実践してみました。

結果、これがわたしの肌にはとても合っていました!

もちろん、グリセリンフリーがすべての人に合うわけではありませんし、グリセリン自体が悪い成分というわけでもありません。

ただ、

「高い化粧品を使っても、なぜか肌が整わない」
「保湿しているのに、ベタつきや皮脂が気になる」
「いろいろ試しているのに、ずっとスキンケア迷子」

という人にとっては、一度知っておいて損はない選択肢だと思っています。

グリセリンフリーを試すのにお金も大してかからないのも、魅力のひとつだと思います。

この記事では、グリセリンフリーの基本から、グリセリンの役割、避ける人がいる理由、向いている人・向かない人、化粧品の見分け方まで、ここ5年ほどグリセリンフリーを続けてきたわたし自身の経験も交えながら紹介します。

「もしかして、自分の肌にも合うかも?」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

グリセリンフリーとは

グリセリンフリーとは、グリセリンを配合していない化粧品を選んで使うスキンケア方法のことです。

化粧水や乳液、美容液、クリームなどの成分表示を見てみると、「グリセリン」という名前はかなり頻繁に登場します。

グリセリンは、肌の水分を保つ目的で使われる代表的な保湿成分のひとつ。

あまり成分表示を見たことがない人は気づかないかもしれませんが、保湿をうたうスキンケア商品には本っっ当ーーーーによく使われています。

もう、めっっちゃくちゃ使われています。。。(何度でも言おう)

そんな一般的な成分を、あえて使わないようにするのがグリセリンフリー。

とはいえ、特別な美容法をするわけではありません。

基本的には、化粧水や乳液などを選ぶときに成分表示を確認して、グリセリンが配合されていないものを選ぶ、ただそれだけ。

とてもシンプルです。

ちなみに、「グリセリンフリー」という言葉には、明確な公的定義があるわけではありません。

一般的には、

  • グリセリンを配合していない化粧品
  • そうした化粧品を中心に組み立てるスキンケア

を指して、「グリセリンフリー」と呼ばれています。

ここで最初に知っておきたいのが、グリセリン=肌に悪い成分ではないということです。

グリセリンは、多くの化粧品に長く使われている一般的な保湿成分で、もちろん問題なく使える人もたくさんいます。

そのためグリセリンフリーは、

「グリセリンは悪いから絶対に避ける」という考え方ではなく、自分の肌に合うスキンケアを探すための選択肢のひとつ

と考えるのが分かりやすいと思います。

なぜグリセリンフリーが注目されるのか

では、なぜ一般的な保湿成分であるグリセリンを、あえて避ける人がいるのでしょうか。

グリセリンフリーに興味を持つ人の中には、一般的なスキンケアをいろいろ試しても、なかなか肌がしっくりこないと感じている人が少なくありません。

たとえば、

  • スキンケア後のベタつきが気になる
  • 皮脂が出やすい
  • ニキビができやすい
  • 高保湿タイプを使うと重たく感じる
  • かゆみ、赤みが出やすい
  • いろいろな化粧品を試しても肌が安定しない

といった悩みです。

わたしがまさにそれでした。

肌が荒れれば、

「保湿が足りないのかな」
「もっといい化粧水を使ったほうがいいのかな」
「美容液を追加したら変わるかな」

と考えて、どんどんスキンケアを足したり、逆にスキンケアは引き算か!? と減らしたり…

でも、何かを足せば足すほど肌がきれいになるわけではなく、むしろベタついたり、肌の表面だけが不自然につるっとしたり。引いても一緒。

それでも当時のわたしには、使っている成分そのものを見直すという発想はありませんでした。

そんな中で、かずのすけさんのムック本をたまたま美容院のタブレットで目を通し、「わたしの悩みに関係することを書いているのかもしれない…」と感じました。

そして、詳しく発信内容を見て、「なにを足すか」だけではなく、自分の肌に合っていないものを減らしてみるという考え方を知りました。

そして、その中で試したひとつがグリセリンフリーでした。

わたしの場合は、それまで長年スキンケアを試行錯誤してきた中で、「これ、わたしには合っているかも」とかなりはっきり感じることができました。

スキンケアの後にかゆかったり痛かったりしない…!(感動)もしかしてみんな、これが普通なのか…??

この経験から、グリセリンフリーに関心を持つ人がいるのも分かる気がします。

高い化粧品を使っても、しっかり保湿しても、なぜか調子が整わない。

そんなときに、

「もっとなにかを足す」のではなく、「今使っているものの中に、自分には合わないものがないか」と考えてみる。

グリセリンフリーは、そんなふうにスキンケアを見直すきっかけになる方法のひとつです。

では、そもそもグリセリンにはどんな役割があるのでしょうか。

次に、化粧品にグリセリンが使われる理由から見ていきます。

そもそもグリセリンの役割とは?

グリセリンは、化粧水や乳液、美容液、クリームなど、さまざまなスキンケア商品に使われている代表的な保湿成分です。

主な役割は、水分を引き寄せて、肌のうるおいを保つこと

グリセリンには水となじみやすい性質があり、化粧品に配合することで、肌が乾燥しにくい状態を保つのを助けてくれます。

そのため、

  • 化粧水のしっとり感を出す
  • 肌の乾燥を防ぐ
  • スキンケア後のうるおい感を持続させる
  • 化粧品の使用感をなめらかにする

といった目的で使われています。

成分表示を見てみると、化粧水だけでなく、美容液や乳液、クリーム、フェイスマスクなど、本当にさまざまな商品にグリセリンが入っています。

何度でも言いますが、あれにもこれにもめちゃくちゃ入ってます!

シャンプーやトリートメント、ボディソープなんかにも当然のように入っております。

それだけ、化粧品では使いやすく、保湿成分として定番の存在ということですね。

また、グリセリンは配合量によって使用感も変わります。

少量であれば比較的さっぱりと感じることもありますが、配合量が多くなると、しっとり感やとろみが強くなり、人によってはベタつきを感じることもあります。

ここまで見ると、

「それなら、保湿してくれるグリセリンをわざわざ避ける必要なんてあるの?」

と思いますよね。ね!

わたしも最初はそう思いました。

実際、グリセリンそのものは悪い成分ではありませんし、乾燥しやすい肌にとっては心強い保湿成分です。

ただ一方で、皮脂が多い人や、スキンケア後のベタつきが苦手な人など、肌質や好みによってはグリセリンを多く含む化粧品がしっくりこないこともあります。

では、なぜグリセリンをあえて避ける人がいるのでしょうか。

次は、その理由について見ていきます。

グリセリンを避ける人がいる理由

グリセリンは一般的な保湿成分ですが、あえてグリセリンを避ける人がいるのは、肌質や使用感によっては「合わない」と感じることがあるからです。

特に気にされやすいのが、ベタつきや皮脂感です。

グリセリンは保湿力が高い一方で、配合量の多い化粧品では、しっとり感やとろみが強くなることがあります。

乾燥肌の人にとっては心地よい使用感でも、もともと皮脂が出やすい人にとっては、

「塗ったあと、ずっと顔がベタつく」
「時間が経つとテカテカしてくる」
「肌の上に何かが残っている感じが苦手」

と感じることもあります。

わたし自身も、昔から皮脂が出やすく、しっとり系のスキンケアを使うと「保湿されている」というより、肌の表面がずっとベタベタしているような感覚になることがありました。

それでも以前は、「保湿はしっかりしたほうがいい」と思っていたので、ベタついていてもそのまま使い続けていました。

もうひとつ、グリセリンフリーを調べている人の中でよく話題になるのが、ニキビや毛穴との相性です。

ただし、ここは注意が必要です。

「グリセリンを使うとニキビができる」「グリセリンが毛穴を悪化させる」と、すべての人に当てはまるように言い切れるものではありません。

肌トラブルには、皮脂量や乾燥、ホルモンバランス、生活習慣、ほかの化粧品成分など、さまざまな要因が関係します。

そのため、

グリセリン=ニキビの原因

と考えるのではなく、

「自分の場合は、グリセリンを多く含むスキンケアを使ったときと、使わないときで違いがあるか?」

という視点で見てみるのがよいと思います。

わたしも、グリセリンフリーを始めるまでは、自分の肌と特定の成分との相性を意識したことはほとんどありませんでした。

でも、実際に使うものを変えて比較してみたことで、

「わたしには、このタイプのスキンケアのほうが合っているんだ」

と気づくことができました。

つまり、グリセリンを避ける人がいるのは、グリセリンそのものが危険だからではありません。

皮脂やベタつき、ニキビなどに悩んでいる人が、自分の肌に合うスキンケアを探す中で、ひとつの選択肢としてグリセリンフリーを試している

というのが、一番近いと思います。

では、実際にどんな人がグリセリンフリーを試しやすく、反対にどんな人にはあまり向かないのでしょうか。

次に「向いている人・向かない人」を見ていきます。

グリセリンフリーが向いている人・向かない人

ここまで読むと、

「じゃあ、わたしもグリセリンフリーにしたほうがいいの?」

と思うかもしれません。

ただ、グリセリンフリーは誰にでもおすすめできるスキンケア方法ではありません。

グリセリンは本来、肌の水分を保つために広く使われている保湿成分です。実際、グリセリンを配合した外用剤によって肌の水分量が高まったという研究や、刺激を受けた皮膚に対して保護的に働いたという研究もあります。

そのうえで、わたし自身の経験も踏まえると、次のような人は一度グリセリンフリーを試して、自分の肌との相性を見てみてもいいかもしれません。

グリセリンフリーを試してみてもいい人

たとえば、

  • もともと皮脂が出やすい
  • しっとり系の化粧水を使うとベタついたり、かゆみが出やすい
  • 保湿しているのに、なぜか肌の調子がよくならない
  • スキンケアをするとニキビや細かいブツブツが出やすい
  • 高保湿タイプの化粧品が重く感じる
  • いろいろな化粧品を試しても、なかなか肌が安定しない

という人です。

特に、「乾燥しているからもっと保湿しなきゃ」と思ってしっとり系のアイテムを重ねているのに、むしろ皮脂やベタつきが増えているように感じる人は、一度スキンケアをシンプルにしてみる価値はあると思います。

わたし自身も、以前は肌の調子が悪くなるほど保湿を足していました。

でも、グリセリンフリーに切り替えてみたところ、わたしの場合はそのほうが明らかに肌が扱いやすくなりました。

ただし、これは「グリセリンが悪い」という意味ではありません。

あくまで、グリセリンを含むスキンケアと含まないスキンケアを実際に比較して、自分の肌がどう反応するかを見るという方法です。

グリセリンフリーが向かない可能性がある人

反対に、

  • もともと乾燥しやすい
  • 皮脂が少ない
  • グリセリン入りの化粧品で特にトラブルがない
  • しっとりした使用感のほうが肌の調子がいい

という人は、無理にグリセリンを避ける必要はないと思います。

グリセリンには、水分を保持して肌のうるおいを高める働きがあります。

「グリセリンフリーが流行っているから」という理由だけで、問題なく使えている保湿成分をすべて取り除く必要はありません。

大事なのは、

グリセリンが良いか悪いかではなく、自分の肌に合っているかどうか。

わたしは、ここがグリセリンフリーを考えるうえで一番大切だと思っています。

わたしは「脂質代謝との関係」も少し疑っております…

ここからは、医学的に確立された話ではなく、わたし自身の身体の特徴と経験から考えている仮説です。

わたしは血液検査をすると、HDLコレステロールが低く、LDLコレステロールが高めに出るという脂質代謝上の特徴があります。

さらに、血液検査では抗リン脂質抗体が検出されたこともあります。

肌については、BG(ブチレングリコール)などほかの保湿成分ではほとんど問題がないのに、グリセリンを含む化粧品を使うと、かゆみや痛み、ニキビのような症状が繰り返し出る。

この組み合わせが、わたしにはどうしても気になっていまして。

グリセリン(またはグリセロール)は体内では単なる保湿成分ではありません。

グリセロール3リン酸などを介して脂質代謝に関わり、中性脂肪(トリグリセリド)やリン脂質を構成するための代謝経路ともつながっています。つまり、グリセロールは生体内の脂質代謝と深く関係する物質でもあります。

また、抗リン脂質抗体の主要な標的のひとつとして知られるβ2グリコプロテインIについても、酸化LDLとの複合体が研究されています。抗リン脂質抗体と脂質・リポタンパク質の世界がまったく無関係というわけではないことは、これまでの研究からも分かっているようです。(文系のわたしにはとても難しいですが…)

ただし、ここはとても重要なのですが!

だからといって、「脂質代謝異常があるとグリセリンが肌に合わなくなる」ということが分かっているわけではありません。

また、

抗リン脂質抗体がグリセリンそのものに反応しているわけでもありません。

β2グリコプロテインIと酸化LDLについても研究上の接点はありますが、抗β2グリコプロテインI抗体と抗酸化LDL抗体がそのまま同じものというわけではないことを示した研究もあります。

そして現時点では、

HDLが低い・LDLが高いなどの脂質代謝上の特徴と、化粧品として肌に塗ったグリセリンによる肌荒れを直接結びつけた研究は、わたしが調べた範囲では見つかっていません。

なので、これはあくまでただの個人的な仮説です。

ただ、

  • 脂質代謝に特徴がある
  • ほかの保湿成分では問題がない
  • グリセリンを使ったときだけ同じような症状を繰り返す
  • グリセリンを避けると肌の状態が安定する

という自分自身の反応を何年も見ていると、

「わたしの脂質代謝や免疫反応の特徴と、グリセリンに対する肌の反応には、何か関係があるのでは?」

と考えたくなるのも事実なのですよね。。。

今のところ医学的に説明できる答えはありません。

だからこそ、もし同じように「グリセリンだけどうしても合わない」という人がいたら、自分の肌質や体質、血液検査の傾向なども含めて観察してみると、何か共通点が見えてくるかもしれません。

少なくともわたしにとってグリセリンフリーは、「流行っている美容法」ではなく、長年自分の肌を観察した結果、今のところ一番しっくりきているスキンケア方法です。

グリセリンフリーアイテムの見分け方

グリセリンフリーを始めるときに、まず覚えておきたいのが成分表示の見方です。

基本的には、商品の箱や容器、公式サイトなどに掲載されている全成分表示を確認します。

ただし、ここで少し注意があります。

「グリセリン」という文字だけを探せばいい、とは限りません!

商品区分や表示方法によって、グリセリンと同じ物質が別の名称で書かれていることがあります。

まずチェックしたい表記

グリセリンそのものを避けたい場合は、まず次のような名称を確認します。

  • グリセリン
  • 濃グリセリン
  • Glycerin
  • Glycerol(グリセロール)

「グリセリン」と「グリセロール」は、基本的に同じ物質を指す名称です。

日本国内の一般的な化粧品では「グリセリン」と表示されることが多いですが、薬用化粧品などの医薬部外品では「濃グリセリン」と記載されることがあります。

また、海外製品や英語の成分表示では「Glycerin」や「Glycerol」と書かれている場合があります。

そのため、

「グリセリンと書いていないから大丈夫」ではなく、表記の違いも含めて確認する

のがポイントです。

ジグリセリンはどう考える?

成分表示を見ていると、「ジグリセリン」という名前も見かけます。

名前がかなり似ているので、

「これもグリセリンとして避けたほうがいいの?」

と迷いやすいところです。

結論からいうと、ジグリセリンはグリセリンそのものではありません。

ジグリセリンは、グリセリン2分子が結合してできた別の化合物で、化粧品成分としてもグリセリンとは別成分として扱われています。

ただし、まったく無関係な成分というわけでもありません。

グリセリンと構造的に近く、同じように保湿目的で使われる成分です。

そのため、

「グリセリンが合わない人ならジグリセリンも必ず合わない」

とも、

「グリセリンが合わなくてもジグリセリンなら絶対に大丈夫」

とも、現時点では言い切れません。。。

人による、というのが結論になってしまいそうです。

グリセリンに反応する人とジグリセリンとの相性を直接調べた十分な研究も、わたしが調べた範囲では見つかっていません。

なので、ここは「グリセリンフリーをどこまで厳密にするか」で考え方が分かれるところだと思います。

わたしは「グリセリン由来っぽいもの」も基本は避けています

ちなみにわたし自身は、かなり慎重派です。

グリセリンだけではなく、

  • ジグリセリン
  • ポリグリセリン類
  • 名前に「グリセリル」がつく成分

など、グリセリン由来・グリセリンに構造的に近そうなものは、とりあえず基本的には避けるようにしています。

これは、

「これらの成分もグリセリンと同じように肌荒れを起こす」

と医学的に分かっているからではありません。

むしろ逆で、わたしの場合はグリセリンでかなりはっきり肌の違和感が出る一方、類縁成分については「どこまでなら大丈夫なのか」がまだ自分の中ではっきり切り分けられていないからです。

いろいろ試してどれが大丈夫かを試してみるのもひとつの手だと思いますが、結構大変な作業になるので、とりあえず似たようなものには手を出さない、というのがわたしの方針です。

なので、新しいアイテムを試すときは、まずできるだけシンプルに、

「グリセリンそのものも、グリセリン由来っぽい成分も入っていないもの」

を試すようにしています。

ただし、これはあくまでわたし個人の実践方法です。

一般的な意味で「グリセリンフリー」と言う場合、ジグリセリンやグリセリル系成分まですべて除外する、という明確な共通ルールがあるわけではありません。

ここは実践しつつ、ご自身の肌と向き合って進めていく必要があるでしょう。

「グリセリル」とつく成分は全部グリセリンではない

ここも混同しやすいポイントです。

成分表示には、

  • ステアリン酸グリセリル
  • オレイン酸グリセリル
  • ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2

など、「グリセリル」や「ポリグリセリル」とつく成分がたくさんあります。

ただし、これらはグリセリンそのものとは別の化合物です。

たとえば脂肪酸とグリセリンが結合してできた成分などで、乳化剤やエモリエント成分として使われることもあります。

なので、

名前に「グリセリル」が入っている=グリセリンそのもの

ではありません。

わたしは念のため避けることがありますが、これは「同じ成分だから」ではなく、自分の肌でどこまで反応するのかを切り分けたいからです。

BGはグリセリンとは別物

成分表示を見ていると、グリセリンと同じくらいよく見かけるのが「BG」です。

BGはブチレングリコールという保湿成分で、グリセリンとは別の物質です。

そのため、

「BGが入っている=グリセリンフリーではない」

ということではありません。

わたし自身も、グリセリンでは肌に違和感が出る一方、BGを配合した化粧品ではほとんど問題を感じません。

同じ「保湿成分」というカテゴリでも、成分そのものは違いますし、自分の肌との相性も同じとは限りません。

「グリセリンフリー」と書かれていない商品も多い

もうひとつ覚えておきたいのが、グリセリンが入っていなくても、商品に「グリセリンフリー」と書かれていないケースはかなり多いということです。

「アルコールフリー」や「パラペンフリー」はよく見かけるようになりましたが、グリセリンフリーは本当に見かけないです。

それほど、グリセリンフリーを求めている人は世の中には少ないということですね…(個人的には、潜在的にもっともっといると思っているのですが)

そのため、

「グリセリンフリー 化粧水」

などで検索するだけでなく、気になる商品を見つけたら自分で全成分表示を見るのがおすすめです。

わたしも化粧水や乳液を見ると、商品説明より先に裏側をひっくり返して成分表を見るクセがつきました。

慣れてくると、

「これ、意外とグリセリン入ってない!」

という商品を見つけるのも、ちょっと楽しくなってきます!笑

リニューアル後は必ずもう一度確認する

化粧品は、リニューアルによって処方が変わることがあります。。。

以前はグリセリンフリーだった商品に、新しい処方ではグリセリンが追加されることもあります。とても残念な展開。

そのため、一度「これは大丈夫」と確認した商品でも、パッケージが変わったりリニューアルされたりしたときは、最新の全成分表示をもう一度確認するようにしています。

ネット上の「グリセリンフリー商品一覧」も、掲載当時から処方が変わっている可能性があります。

最終的には、購入する商品の最新の成分表示を確認するのがいちばん確実です。

最初はシンプルな処方から試すのがおすすめ

グリセリンフリーを試すときは、今使っているものを一気に全部変えるよりも、なるべく成分数の少ないシンプルなものから試したほうが、自分の肌との相性を確認しやすいです。

一度に何種類も変えてしまうと、肌の状態が変わったときに、

「何が合っていたのか」
「何が合わなかったのか」

が分からなくなってしまいます。

特に、わたしのように「特定の成分だけ合わない気がする」という場合は、ひとつずつ変えて反応を見るほうが原因を切り分けやすいと思います。

グリセリンフリーでいちばん大切なのは、

ルールどおりに完璧に避けることではなく、自分の肌が何に反応して、何なら問題なく使えるのかを知ること。

わたしはそんなふうに考えながら、成分表示を見るようにしています。

わたしが5年間試して、感じたこと

わたしは2021年頃からグリセリンフリーを意識するようになり、ここ5年ほど続けています。

最初は「グリセリンが入っていない化粧品ってどれくらいあるんだろう?」と思っていました。

実際に探してみると、“グリセリンフリー”を強みとして前面に出しているシリーズは、かなり少ないです。。。悲しみ。。。

わたしが知る限りでも、ぱっと思い浮かぶのは2〜3シリーズほど。

一般的な化粧品ではグリセリンが本当によく使われているので、選択肢が多いとは言えません。

ただ、その一方で助かっているのが、グリセリンフリーの商品は比較的手を出しやすい価格帯のものが多いことです。

わたし自身、昔は肌をどうにかしたくて、デパートで高価な化粧水や美容液を買ったこともありました。

それに比べると、今使っているグリセリンフリーのアイテムは、ものすごく高価なものではありません。

「ちょっと試してみようかな」と思える価格で買えて、そのまま無理なく続けられる。

これは、長く続けるうえでかなり助かっています。

スキンケアって毎日使うものなので、どれだけ肌に合っていても、毎月ものすごくお金がかかると続けるのがしんどいですよね。

肌に合ううえに、金銭的なハードルも低い。

わたしにとっては、ここもグリセリンフリーを続けやすい大きな理由になっています。

顔だけじゃなく、シャンプーやボディソープまで見直すと快適だった

グリセリンフリーを始めた頃は、わたしも化粧水や乳液など、まずは「顔につけるもの」だけを気にしていました。

でも、続けていくうちに、

「これ、顔だけの問題じゃないのかも?」

と思うようになりました。

シャンプー、トリートメント、ボディソープなど、毎日肌に触れるものの成分表示を見てみると、ここにもグリセリンが入っている商品があります。

そこで、スキンケアだけではなく、こうした洗うもの・髪につけるものまで含めて少しずつ見直すようになりました。

わたしの場合は、そのおかげでかなり快適に生活が送れるようになりました!

午後には頭皮がベタベタして、すぐに汚らしく束になっていた前髪。かゆみもすごくて、一時期フケも出てくるぐらいでした。。。

鼻なんて油田のようにてっかてかで、高校生の頃にプリクラ撮るとき友達がポーズを取るために鼻を摘んできた時に「うわっ!」とすぐに外されて傷ついたり。。。(あったなぁそんなこと…)

顔自体から溢れ出てくる皮脂もそうなんですが、頭皮から顔に降りてくる皮脂もやっかいだったんですよね〜。

しかも、シャンプーやトリートメントは頭皮だけでなく、すすぐときに顔や首、背中にも流れてきます。

ボディソープも当然、全身の肌に触れますし。

「化粧水はグリセリンフリーなのに、なんとなく調子が悪い」

という場合は、意外とこういうところに入っていることもあります。

もちろん、すべての人がそこまで徹底する必要はありません。

でも、わたしのようにグリセリンとの相性がかなりはっきりしている場合は、スキンケアだけではなく、日常的に肌に触れるもの全体を見るという発想はかなり役に立ちました!

シャンプーやトリートメントなども、普通に薬局で売っているものでグリセリンが入っていないものは結構あるので、ぜひ試してみてください。

プレゼントのスキンケアは、だいたい使えない問題

グリセリンフリー生活には、ちょっと悲しいこともあります。

それが、人からもらった化粧品を気軽に使えないこと。

グリセリンは本当にいろいろな化粧品に入っているので、友人や知人からもらったスキンケア用品は、成分を見ると使えないことがかなりあります。

特に多いのが、お土産のフェイスパック。

かわいいパッケージのフェイスパックをもらって、

「わー!ありがとう!」

と喜びつつ、家に帰って成分を見る。

……わわ、グリセリン入っとる。

使えない。がーん。

これは地味につらいです。

もちろん、気持ちはものすごくうれしい。

でも肌につける勇気はない。

グリセリンフリーを続けている人には、たぶん分かってもらえる悩みだと思います。

でも、「なにを避ければいいか」が分かっただけで、かなり楽になった

不便なこともありますが、それ以上にわたしが感じているのは、

自分の肌の特徴が分かったことで、以前より圧倒的にスキンケアが楽になった

ということです。

昔は肌が荒れるたびに、

「乾燥しているのかな」
「この化粧水が悪かった?」
「もっと高い美容液を使うべき?」
「洗顔を変える?」
「保湿が足りない?」

と、原因が分からないまま延々と試行錯誤していました。

でも今は、新しい化粧品を選ぶときも、まず成分表示を見る。

グリセリンや、自分が避けているグリセリン由来っぽい成分が入っていたら、いったん候補から外す。

それだけで、選択肢をかなり絞れるようになりました。

肌の調子が悪くなったときも、

「そういえば最近使い始めたこれ、グリセリン入ってなかったっけ?」

と原因を探しやすくなりました。

わたしにとって一番大きかったのは、肌がきれいになったことだけではなく、「自分は何を避けたほうがいいのか」が分かったことなのかもしれません。

何を使えばいいか分からず、化粧品売り場をさまよっていた頃と比べると、今はずっとシンプルです。

グリセリンフリーは少し面倒な部分もあるけれど、

「自分の肌には、これが合わないらしい」

というひとつの軸を持てたことで、わたしのスキンケアはかなり楽になりました。

そして今のところ、わたしはこの方法を続けていきたいと思っています。

まとめ

いかがでしたか?

グリセリンは、多くの化粧品に使われているごく一般的な保湿成分です。

だからこそ、まさかそれが自分の肌に合っていないかもしれない、なんてなかなか思わないですよね。

わたしも長い間、肌の調子が悪ければ「もっと保湿しなきゃ」「もっといい化粧品を使わなきゃ」と考えていました。

でも、グリセリンフリーを知ってからは、

「なにを足せばいいか」ではなく、「自分にはなにが合わないのか」を考える

という視点を持てるようになりました。

もちろん、グリセリンが悪い成分なわけではありませんし、グリセリンフリーがすべての人に合うわけでもありません。

でも、

「保湿しているのにベタつく」
「スキンケアのあとに、なぜかかゆい・痛い」
「ニキビや皮脂にずっと悩んでいる」
「いろいろ試したけれど、どうもしっくりこない」

という人は、ひとつの選択肢として試してみてもいいと思います。

わたし自身は、自分に合わないものがひとつ分かっただけで、スキンケア選びが本当に楽になりました。

グリセリンフリーの商品は比較的手に取りやすい価格のものも多いので、まずは化粧水などひとつのアイテムから試して、肌の変化を見てみるのがおすすめです。

もしかしたら、長年の「なんで肌の調子が悪いんだろう?」のヒントが見つかるかもしれません。

この記事が、自分の肌に合うものを見つけるきっかけになればうれしいです!

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